法律に関すること 知られざる保険金詐欺「アフター・ロス契約」の実態
- アフター・ロス契約とは-アフター・ロス契約とは-「アフター・ロス契約」は、通称「アフロス」とも呼ばれ、保険金詐欺の一種です。本来、保険金は、予期せぬ事故によって被った経済的な損失を補填するために支払われます。そのため、保険契約は事故発生前に締結されている必要があります。しかし、アフター・ロス契約では、事故が起きてしまった後に、まるで事故前に保険契約を結んでいたかのように見せかけて、保険会社に対して保険金を請求するのです。これは、あたかも事故発生前から契約が有効であったかのように装うことで、不正に保険金を得ようとする行為です。保険には「偶然性」という重要な原則があります。これは、保険事故が偶然に発生することが前提となっており、意図的に起こした事故や、既に発生していることが分かっている事故に対しては保険金が支払われないという原則です。アフター・ロス契約は、この「偶然性」の原則に真っ向から反する行為です。保険金請求時に、事故発生後に契約した事実を隠蔽したり、虚偽の書類を提出したりするなど、悪質な手口を用いる場合もあり、詐欺罪などの犯罪に問われる可能性もあります。
