生命保険 知っておきたい「逆ざや」:保険会社のリスクと将来への影響
「逆ざや」とは、生命保険会社が加入者から預かった保険料を運用して得られた実際の運用利回りよりも、契約時に保証した予定利率の方が高くなってしまう状況を指します。簡単に言うと、保険会社が加入者に対して約束した運用益よりも、実際の運用益が少なくなる状態のことです。例えば、保険会社が予定利率3%で運用すると約束して保険料を預かったとします。しかし、 低金利や金融市場の悪化などにより、実際の運用利回りが1%になってしまった場合、この差の2%が「逆ざや」となります。逆ざやが発生すると、保険会社は当初の見込みよりも少ない利益しか得られず、ひどい場合には赤字になってしまうこともあります。もし、長期間にわたって逆ざやの状態が続くと、保険会社の経営を圧迫する要因となり、最悪の場合には保険金の支払いに影響が出る可能性も考えられます。そのため、各生命保険会社は、資産運用部門の強化や、予定利率の見直し、新しいタイプの保険商品の開発など、様々な対策を講じています。
