意外と知らない?既経過保険料を解説

保険を知りたい
先生、「既経過保険料」って、どういう意味ですか?

保険の研究家
良い質問だね!例えば、毎月1日に保険料を払う保険に加入したとします。そして、15日に解約すると、1日から15日までの分の保険料は支払ったよね? この、解約時に既に過ぎてしまった期間に対応する保険料を「既経過保険料」と言うんだよ。

保険を知りたい
なるほど。ということは、残りの16日から月末までの分の保険料は返ってくるんですか?

保険の研究家
その通り!既経過保険料を差し引いた残りの保険料は、解約時に返金されるんだ。これを「未経過保険料」と言うんだよ。
既経過保険料とは。
保険の「既経過保険料」とは、支払った保険料のうち、既に過ぎた保険期間に対応する分のことを指します。
既経過保険料とは

– 既経過保険料とは 保険に加入すると、契約期間に応じた保険料を支払います。この保険料は、将来発生するかもしれない事故や病気などのリスクに備えるためのものであり、契約期間全体に対して支払うものです。 保険会社は、受け取った保険料を元に、実際に事故や病気が発生した際に保険金を支払います。契約期間が経過していく中で、保険会社は既に加入者に対して一定期間のリスクを負担したことになります。この既にリスクを負担した期間に対応する保険料のことを「既経過保険料」と言います。 例えば、1年間の自動車保険に加入し、保険料を12万円支払ったとします。この場合、1ヶ月が経過すると、保険会社は1ヶ月分のリスクを負担したことになり、既経過保険料は1万円となります。同様に、6ヶ月が経過すれば、既経過保険料は6万円となります。 既経過保険料は、主に解約時の保険料精算や、保険契約の移転などに関係してきます。解約時には、支払った保険料から既経過保険料を差し引いた金額が返戻金として支払われます。また、保険契約の移転においては、既経過保険料を考慮して保険料の精算が行われます。 このように、既経過保険料は、保険契約期間における経過時間とリスク負担の関係を示す重要な概念です。保険に加入する際には、既経過保険料についても理解しておくことが大切です。
具体的な計算方法

– 具体的な計算方法 既経過保険料は、契約期間全体の保険料を日割り計算することで算出されます。簡単に言うと、保険期間全体に対する保険料を、保険を使用した日数分だけ支払うという考え方です。 具体的な例を挙げましょう。年間保険料が12万円の保険契約を1月1日に開始したとします。この場合、3月31日までの既経過保険料はどのように計算されるでしょうか。 まず、1日あたりの保険料を計算します。年間保険料12万円を1年間の日数である365日で割ると、1日あたりの保険料は約329円になります。(120,000円 ÷ 365日 = 約329円) 次に、保険を使用した日数を計算します。1月1日から3月31日までの日数は90日です。 最後に、1日あたりの保険料に保険を使用した日数を掛けると、既経過保険料が求められます。この場合、約329円に90日を掛けると、約3万円になります。(約329円/日 × 90日 = 約30,000円) このように、日数が経過するごとに、それに応じて既経過保険料も増加していきます。
未経過保険料との関係

– 未経過保険料との関係 保険料には、時間経過に伴う重要な概念が存在します。それが「既経過保険料」と対になる「未経過保険料」です。契約期間全体から見ると、「既経過保険料」は過去に既に経過した期間に対応する保険料を指します。一方で、「未経過保険料」はこれから先の未来に対応する、まだ保険会社がリスクを負担していない分の保険料を指します。 例えば、あなたが一年間の自動車保険に加入したとしましょう。契約開始時点では、一年間という契約期間全体が未来にあたるため、未経過保険料は契約金額と同額になります。しかし、一日、一週間、一月と時間が経つにつれて、未経過保険料は徐々に減少していくことになります。そして最終的に契約期間が満了する時点では、未来に対応する期間はなくなるため、未経過保険料はゼロになります。 反対に、既経過保険料は時間経過と共に増加していきます。契約開始時点では、過去に対応する期間は存在しないため、既経過保険料はゼロですが、時間経過と共に増加し、最終的には契約金額と同額になります。 このように、未経過保険料と既経過保険料は時間経過と共に変動するものであり、重要なのは、常に「既経過保険料」と「未経過保険料」の合計が契約金額と等しくなるという点です。この関係は、保険料の会計処理や、中途解約時の精算など、様々な場面で重要な意味を持ちます。
保険会社にとっての重要性

– 保険会社にとっての重要性 保険会社は、私たちが将来直面するかもしれない様々なリスクに対して経済的な保障を提供しています。その際、加入者は保険料を支払いますが、保険会社はこの保険料をただちに利益として計上するのではなく、将来の保険金支払いに備えて準備金を積み立てています。 この準備金の一部が「既経過保険料」と呼ばれ、保険会社が実際に収益として計上できる重要な要素です。保険会社は、加入者から受け取った保険料のうち、実際に保険の保障を提供した期間に対応する部分を「既経過保険料」として計上します。例えば、一年間の自動車保険契約の場合、一年が経過するごとに、その一年分の保険料が「既経過保険料」として計上されることになります。 なぜなら、「既経過保険料」は、保険会社が既にリスクを負担した期間に対応するものだからです。保険会社は、保険期間中に発生した事故や災害などに対して、契約に基づいて保険金を支払う義務を負います。そして、保険会社がこの義務を果たしたことに対する対価として受け取るものが「既経過保険料」なのです。 つまり、「既経過保険料」は、単なる会計上の数字ではなく、保険会社が実際に保険事業を行うことで得られた収益を意味します。そのため、「既経過保険料」は、保険会社の経営状態を把握する上で非常に重要な指標となるのです。
まとめ

– まとめ -# まとめ 保険契約を理解する上で、「既経過保険料」は重要な概念の一つです。この保険料は、既に経過した保険期間に対する保険会社への支払いを表します。簡単に言うと、既に受けた保障に対する対価と言えます。 一方で、「未経過保険料」は、将来の保険期間に対する支払いを表します。こちらは、これから受ける保障に対して事前に支払う対価と言えます。 例えば、年間の保険料が12万円の保険に加入し、6ヶ月経過したとします。この場合、6万円が既に経過した期間に対する「既経過保険料」、残りの6万円が将来の期間に対する「未経過保険料」となります。 保険契約を解約する場合などには、これらの概念が重要になります。解約返戻金が発生する場合、一般的には「未経過保険料」の一部が返金されますが、「既経過保険料」は返金されません。 このように、保険契約を理解する上では、「既経過保険料」と「未経過保険料」の関係を正しく理解しておくことが重要と言えるでしょう。保険契約の内容をしっかりと把握し、将来発生する可能性のあるリスクに備えましょう。
