雑所得

税金に関すること

意外と知らない?雑所得の基礎知識

- 雑所得とは所得税の確定申告書を作成する際には、収入を10種類に分類する必要があります。その中の9種類、例えば利子から得られる所得や、土地や建物の賃貸による所得などに当てはまらない所得を「雑所得」と呼びます。雑所得は、所得税法上、明確な定義はされていません。しかし、「その他の所得」と定義されていることから、給与や事業による所得のように、継続的・反復的に発生するものではなく、一時的・臨時的に発生する所得であるという特徴があります。例えば、懸賞の当選金や講演料などが雑所得に該当します。これらの収入は、継続的に発生するものではなく、一時的に発生するものです。また、FXや株式投資による利益も、原則として雑所得として扱われます。ただし、株式投資で得た利益については、一定の要件を満たす場合には、申告分離課税を選択することも可能です。雑所得は、他の所得と比べて、税金計算のルールが複雑な場合もあるため、注意が必要です。確定申告の際には、税務署や税理士に相談するなどして、正しい処理を行うようにしましょう。
生命保険

保険の据え置きで賢く資産運用

生命保険は、病気やケガ、死亡といった不測の事態が起こった際に、加入者やその家族を経済的に支えるためのものです。これらの事態が発生した際に受け取ることができる保険金ですが、すぐに受け取る以外にも、「据え置き」という方法があるのをご存知でしょうか?「据え置き」とは、受け取った保険金や給付金をすぐに受け取らずに、一定期間保険会社に預けておく制度のことです。預けている間は、預けたお金が運用され、利息を受け取ることができます。すぐに受け取るのではなく、なぜ「据え置き」という制度があるのでしょうか?例えば、病気やケガでまとまった治療費が必要になった場合、保険金でまかなえると安心です。しかし、治療費は継続的に発生することもあり、その都度手続きをするのは大変です。このような場合に「据え置き」を選択しておけば、必要な時に必要な金額だけを引き出すことができます。また、万が一の場合に備えて、遺された家族が生活費や教育費などに困らないように、保険金を受け取れるようにしておくことは大切です。しかし、一度に多額のお金を受け取ると、適切に管理や運用ができず、かえって生活設計が難しくなってしまう可能性もあります。「据え置き」を選択しておけば、利息を受け取りながら計画的に資金を使うことができます。このように、「据え置き」には様々なメリットがあります。保険金を受け取る際には、ご自身の状況や将来設計に合わせて、最適な方法を選択しましょう。