
知って得する!未経過保険料と解約返戻金の関係
- 未経過保険料とは?
未経過保険料とは、加入している保険の保険料のうち、実際に保険の保障を受けていない期間に対応する金額のことを指します。
例えば、自動車保険に1年間契約で保険料を12万円支払ったとします。この場合、契約開始時点では、1年間分の保険料12万円が未経過保険料となります。そして、1ヶ月が経過すると、残りの11ヶ月分の保険料、つまり11万円が未経過保険料となります。このように、未経過保険料は、契約期間が経過するにつれて減っていく性質を持っています。
では、なぜこの未経過保険料という考え方が重要なのでしょうか?
それは、保険期間中に解約や保険契約の変更があった場合に関係してきます。
解約する場合、保険会社は、契約者に未経過保険料に相当する金額を返金します。これを保険料の返戻といいます。ただし、保険会社は、解約の手続きや事務処理などの費用を差し引くことが一般的です。
また、保険契約の内容を変更する場合、例えば、自動車保険の車両を入れ替える場合などには、新しい車両のリスクに応じて保険料が再計算されます。この際、以前の契約の未経過保険料が、新しい契約の保険料に充当されることがあります。
このように、未経過保険料は、保険契約を管理する上で重要な要素となります。保険契約について検討する際には、未経過保険料についても理解しておくことが大切です。