算定会料率

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保険料率の基礎知識:算定会料率とは?

保険に加入しようと思った時、保険料がどのように決まるのか、気になったことはありませんか? 実は保険料は、同じ保険商品でも加入者によって一人ひとり異なるのです。では、どのような計算で保険料が決まるのでしょうか?その根拠となるのが「保険料率」です。「保険料率」には、大きく分けて「自主料率」と「算定会料率」の二つがあります。 「自主料率」とは、各保険会社が過去の支払いデータや経営状況などを考慮し、独自に設定する料率のことです。例えば、A社とB社で同じ火災保険に加入する場合でも、A社のほうが火災保険の支払い実績が多いなどの理由で、自主料率が高くなり、結果として保険料も高くなる可能性があります。 一方、「算定会料率」は、損害保険料率算定会や自動車保険料率算定会といった第三者機関が、過去の膨大な事故データや社会情勢などを分析し、統計的に算出する料率のことです。こちらは、主に自動車保険や地震保険といった、加入者数が多い保険商品や、巨額な損害が発生する可能性のある保険商品に適用されます。 つまり、保険料は、保険会社が独自に決める部分と、第三者機関が統計データに基づいて客観的に決める部分とが組み合わさって算出されているのです。