
自動車保険と走行距離の関係
- 積算走行距離計とは
自動車のダッシュボードには、運転中に必ず目にする走行距離計が付いています。走行距離計には、大きく分けて二つの種類があります。一つはトリップメーターのように、運転者がボタン操作で任意に数値をリセットできるものです。例えば、給油の度にリセットして燃費計算に利用したり、ある地点からの距離を測ったりする際に役立ちます。
一方、もう一つは積算走行距離計と呼ばれるもので、こちらは運転者が数値をリセットすることはできません。 この計器は、その車が製造されてから現在までの総走行距離をキロメートル単位で表示します。新車を購入した場合、積算走行距離計は当然ながらゼロから始まります。そして、車を乗り換えた場合、新しい車の積算走行距離計には、それまでの走行距離は一切反映されません。中古車を購入した場合、前の所有者がその車をどれくらい走らせたのか、その距離もすべて加算された状態で表示されます。つまり、積算走行距離計の数値は、その車がこれまでにどれだけ使用されたかを客観的に示す指標となるのです。