新価特約

火災保険

火災保険の落とし穴!新価保険とは?

- 新価保険の概要 -# 新価保険とは 火災保険には、火災や風災などで家が損害を受けた際に、受け取れる保険金の基準となる考え方として、主に「時価」と「新価」の二つがあります。 時価とは、家が古くなったことによる価値の下落を考慮した現在の価格のことです。一方、新価は、損害を受けた建物を、事故発生時ではなく、保険金を受け取る時点の状態と同じ機能を持つ全く新しい建物に建て直すために必要な金額を指します。 従来の火災保険では、保険金は時価を基準に算出されるものが一般的でした。しかし、家は年数が経つにつれて価値が下落していくため、実際に家が損害を受けた場合、受け取った保険金だけでは同じ家を建て直すことが難しいケースも少なくありませんでした。そこで登場したのが、新価を基準に保険金を算出する「新価保険」です。新価保険では、仮に保険加入から数年が経過していても、損害発生時の時価ではなく、保険金を受け取る時点での建築費用を基に保険金が支払われます。そのため、保険加入時と同等の機能を持つ家を、改めて建てることが可能になります。 新価保険は、正式には「再調達価額保険」と呼ばれ、火災保険を選ぶ上で重要な選択肢の一つとなっています。