
地震保険の基礎知識:一部損とは?
地震保険は、地震による住宅の被害に対して備えるための重要な保険です。地震保険では、実際に地震が発生して建物や家財に損害が生じた場合、その被害の程度に応じて保険金が支払われます。
地震保険における損害の程度は、「一部損」「半損」「全損」の3段階に大きく区分されます。
「一部損」は、建物に損傷があるものの、損傷の程度が軽微な場合を指します。具体的には、壁にひびが入ったり、一部が損壊したりした場合などが該当します。一部損の場合には、損害の程度に応じて、契約金額の一部が保険金として支払われます。
「半損」は、建物が大きな損害を受けており、居住することが困難になった状態を指します。具体的には、建物の傾きや倒壊の危険性がある場合などが該当します。半損の場合には、契約金額の半分が保険金として支払われます。
「全損」は、建物が完全に倒壊したり、火災などにより損壊し、再建する以外に方法がない状態を指します。全損の場合には、契約金額の全額が保険金として支払われます。
地震保険では、これらの損害区分に応じて保険金の支払額が決定されます。そのため、地震保険に加入する際には、それぞれの損害区分における補償内容を理解しておくことが重要です。