
病気やケガで働けないときも安心!傷病手当金のススメ
- 傷病手当金とは
仕事中に怪我をしてしまったり、病気になってしまったりすると、経済的な不安を抱えながら治療に専念しなければならない状況になることがあります。そのような事態を避けるために、公的医療保険には傷病手当金という制度が設けられています。
傷病手当金とは、業務外の病気や怪我のために働くことができず、会社から給与が支払われない場合に、一定の条件を満たせば、健康保険組合や協会けんぽからお金が支給されるという制度です。
例えば、風邪やインフルエンザ、虫垂炎、骨折など、業務とは関係なく発症した病気や怪我で会社を休まなければいけなくなった場合に、この制度を利用することができます。
ただし、この制度を利用するためには、いくつかの条件を満たしている必要があります。まず、会社員や公務員など、公的医療保険に加入していることが必須条件です。また、病気や怪我のために働くことができず、会社から給与が支払われていないという状況であることも重要な条件です。さらに、連続して3日間会社を休み、4日目以降も就業できない状況であり、かつ、医師の証明がある場合に限り、傷病手当金を受け取ることができます。
傷病手当金の支給額は、休業前の給与のおよそ3分の2に相当する金額が支給されます。これは、病気や怪我で収入が途絶えてしまった場合でも、経済的な不安を少しでも軽減し、治療に専念できるようにという配慮からです。