
知っておきたい!鉄骨造建物の特徴とメリット
- 鉄骨造建物とは
鉄骨造建物とは、建物の骨組みとなる柱や梁などの主要構造部に鉄骨を使用した建物を指します。 鉄骨造の最大の特徴は、その高い強度にあります。 鉄は木材やコンクリートに比べて強度が高いため、鉄骨造は地震や風などの外部からの力に強い構造と言えます。 このため、高層ビルや大型商業施設、工場など、大きな空間を必要とする建物や、高い耐震性が求められる建物に適しています。
鉄骨造は、工場で鉄骨を加工し、現場で組み立てる工法が一般的です。 工場での加工は、寸法精度が高く、品質が安定しているというメリットがあります。 また、現場での組み立て作業は、他の構造に比べて工期が短縮できるという利点もあります。
一方、鉄骨造は、火災時に熱の影響を受けやすく、錆びやすいという側面も持ち合わせています。 このため、火災対策として、鉄骨に耐火被覆を施したり、錆び対策として、塗装を施すなどの対策が欠かせません。 鉄骨造は、強度と施工性に優れている一方で、火災や錆び対策など、考慮すべき点も存在します。 建物を計画する際には、これらのメリット・デメリットを理解した上で、最適な構造を選択することが重要です。