床上浸水

火災保険

地震保険の基礎知識:一部損とは?

地震保険は、地震による住宅の被害に対して備えるための重要な保険です。地震保険では、実際に地震が発生して建物や家財に損害が生じた場合、その被害の程度に応じて保険金が支払われます。 地震保険における損害の程度は、「一部損」「半損」「全損」の3段階に大きく区分されます。 「一部損」は、建物に損傷があるものの、損傷の程度が軽微な場合を指します。具体的には、壁にひびが入ったり、一部が損壊したりした場合などが該当します。一部損の場合には、損害の程度に応じて、契約金額の一部が保険金として支払われます。 「半損」は、建物が大きな損害を受けており、居住することが困難になった状態を指します。具体的には、建物の傾きや倒壊の危険性がある場合などが該当します。半損の場合には、契約金額の半分が保険金として支払われます。 「全損」は、建物が完全に倒壊したり、火災などにより損壊し、再建する以外に方法がない状態を指します。全損の場合には、契約金額の全額が保険金として支払われます。 地震保険では、これらの損害区分に応じて保険金の支払額が決定されます。そのため、地震保険に加入する際には、それぞれの損害区分における補償内容を理解しておくことが重要です。
火災保険

意外と知らない?床上浸水の意味と備え

- 床上浸水とは 床上浸水とは、読んで字のごとく、住宅などの床面が水に浸かってしまう被害のことを指します。床上浸水が発生すると、家具や家電製品、衣類など、家財に甚大な損害が生じます。 水に浸かった家具は、材質によっては膨張したり歪んだりしてしまい、修復が困難になるケースも少なくありません。また、電気系統に水が浸入すると、ショートや故障の原因となり、火災の危険性も高まります。家電製品も同様に、水に浸かると故障の原因となり、高額な修理費用が発生したり、買い替えが必要になったりする可能性があります。 床上浸水による被害は家財だけにとどまりません。住宅自体にも深刻な被害をもたらします。床材が水に浸かると、腐敗やカビの発生、シロアリの被害などが生じやすくなり、住宅の耐久性を著しく低下させる要因となります。さらに、壁や天井にまで水が達すると、建物の構造材にも影響が及び、大規模な修繕が必要になるケースも考えられます。 床上浸水を引き起こす原因はさまざまですが、台風や豪雨による河川の氾濫や、都市部で起こりやすい内水氾濫などが代表的です。近年では、地球温暖化の影響により、局地的な豪雨(ゲリラ豪雨)の発生頻度が増加しており、床上浸水のリスクはますます高まっていると言えます。