
一時払変額保険:仕組みとメリット・デメリット
- 一時払変額保険の概要
一時払変額保険とは、保険料を一括で支払い、その後は保険料の支払いが不要になる変額保険のことを指します。変額保険は、保険会社が預かった保険料を、株式や債券などで運用し、その運用実績によって将来受け取る保険金や解約返戻金の額が変動するタイプの保険です。
つまり、運用成績が好調であれば、受け取る金額が増える可能性があります。その反面、運用成績が振るわない場合には、受け取る金額が減ってしまう可能性もあります。これは、変額保険が、預けたお金を元本保証する預貯金とは異なり、投資信託のように価格が変動する金融商品で運用されているためです。
一時払変額保険は、まとまった資金を運用して、預貯金よりも高いリターンを目指したいという方に向いています。例えば、退職金や相続などでまとまったお金を受け取ったものの、すぐに使う予定がないという場合に検討されることがあります。
しかし、変額保険は、運用状況によっては元本割れのリスクも伴います。そのため、加入する際には、リスク許容度やライフプランなどを考慮し、慎重に検討する必要があります。