
老後の備えに!報酬比例部分とは?
- 報酬比例部分とは
公的年金制度における老後の収入を支える柱の一つである厚生年金には、加入していた期間の長さや、納めていた保険料の金額によって、受け取れる金額が変わってくる部分があります。これを「報酬比例部分」と呼びます。
国民全員が一定の金額を受け取ることができる基礎年金とは異なり、報酬比例部分は、現役時代にどれだけ多くの収入を得て、年金制度に貢献したかを反映した仕組となっています。つまり、より高い収入を得て、より多くの保険料を納めていた人ほど、老後に受け取れる年金額も多くなる仕組みです。
これは、年金制度が、現役世代が納めた保険料を高齢者世代に支給するという、世代間で支え合う仕組であると同時に、 individualの努力や貢献に応じて、より多くの保障を受けられるという側面も持ち合わせていることを示しています。
現役世代が安心して老後を迎えられるよう、将来受け取れる年金額が、それまでの努力や貢献によって変わるという点は、年金制度の重要な側面と言えるでしょう。