
生命保険の配当金:利差配当タイプとは?
- 生命保険における配当金
生命保険には、大きく分けて二つの種類があります。「有配当保険」と「無配当保険」です。
「有配当保険」は、加入している契約者に対して、保険会社から配当金が支払われる仕組みになっています。
一方、「無配当保険」は、契約者に対して配当金が支払われません。
では、なぜ「有配当保険」では配当金が支払われるのでしょうか?
生命保険会社は、集めた保険料を運用して、その運用益から保険金の支払いなどの費用に充てています。そして、この運用益が当初の見込みよりも上回った場合に、その一部を契約者に還元する仕組みが「配当金」です。
つまり、「有配当保険」は、保険会社が上げた運用益の一部を、加入者である契約者と分かち合うという考え方を持っている保険といえます。
ただし、将来受け取ることができる保険金や解約返戻金の額は、契約時に確定しているわけではありません。なぜなら、配当金は運用実績に応じて変動するため、将来の運用状況によって、受け取れる金額が増減する可能性があるからです。
そのため、「有配当保険」に加入する場合は、将来の運用状況によって、受け取れる金額が変動する可能性があることを理解しておく必要があります。