
保険における「アット・リスク」を解説
- アット・リスクとは
-アット・リスクとは-
「アット・リスク」は、万が一保険事故が発生した場合に、保険会社が保険金の支払いを負担する可能性のある金額の目安のことを指します。これは、分かりやすく言うと、「保険会社にとって、どれだけの金額が危険にさらされているか」を表す指標と言えます。
具体的には、保険の対象となっている建物や財産、あるいは契約で定められた保険金額を指します。例えば、火災保険に加入している住宅が火災に見舞われたケースを考えてみましょう。この場合、焼失した住宅を建て直すためにかかる費用や、家の中にあった家財道具の価値が「アット・リスク」となります。
保険会社は、この「アット・リスク」に基づいて、保険料を算出したり、保険金支払いのための準備金を積み立てたりします。そのため、「アット・リスク」は保険会社にとって、経営の安定性を左右する重要な要素の一つと言えます。また、保険加入者にとっても、自身の加入している保険が、将来起こりうるリスクに対してどれだけの保障を提供してくれるのかを知るための重要な指標となります。