
保険料に含まれる「新契約費」とは?
- 保険料の内訳
私たちが加入している保険。毎月、あるいは毎年支払う保険料。この保険料、一体何に使われているのか、疑問に思ったことはありませんか?
保険料は、大きく3つの要素から成り立っています。
一つ目は、将来、私たちが病気や事故にあった際に保険金が支払われるための「純保険料」です。これは、過去の統計データなどを基に、保険金として支払われる可能性のある金額を予想して算出されます。
二つ目は、保険会社の事業運営に必要な費用である「付加保険料」です。保険会社も会社ですから、従業員の人件費や事務所の家賃、広告費など、様々な費用がかかります。この費用を賄うために、保険料に上乗せされています。
そして三つ目は、万が一、保険金の支払いが発生した場合に備えるための「責任準備金」です。地震や台風などの大規模な災害が起きた時でも、保険会社はきちんと保険金を支払わなければなりません。そのため、このような不測の事態に備えて、保険料の一部が積み立てられています。
今回解説する「新契約費」は、この「付加保険料」の中に含まれています。つまり、新しく保険に加入する際に、保険会社の事業運営費用の一部を負担していると言えるでしょう。