
価額協定特約:保険金の決め方を知っておこう
- 価額協定特約とは
火災保険に加入する際、「価額協定特約」という言葉を見かけることがあります。これは、火災や風災などで家が被害を受けた場合に、受け取れる保険金の金額に大きく影響する重要な特約です。
火災保険では、実際に建物が受けた損害額に対して保険金が支払われます。しかし、経年劣化によって建物の価値は徐々に低下していくため、保険金が建物の再築費用を下回ってしまう可能性があります。
そこで役に立つのが「価額協定特約」です。この特約を付けることで、保険会社とあらかじめ建物の再築費用について合意しておくことができます。そのため、万が一の際に、保険金が再築費用に満たずに家が建てられないという事態を防ぐことができるのです。
ただし、価額協定特約を付ける場合は、保険料が割高になるという点に注意が必要です。それでも、将来的な安心を得るためには、検討する価値のある特約と言えるでしょう。