満期返戻金とは?仕組みと受け取り方を解説
保険を知りたい
先生、「満期返戻金」ってどういうお金のことですか?保険料を払い終わったら、お金が戻ってくるって聞いたんですけど…
保険の研究家
よくぞ聞いてくれました!「満期返戻金」は、約束通りに保険料をすべて払い終えて、保険の期間も満了した場合に、保険会社からもらえるお金のことだよ。
保険を知りたい
じゃあ、保険期間が終わったら、必ずお金が戻ってくるってことですか?
保険の研究家
そうとは限らないんだ。保険の種類によって、満期返戻金があるものとないものがあるんだよ。例えば、病気やケガで入院した時にお金がもらえる医療保険には、満期返戻金がないことが多いんだね。
満期返戻金とは。
保険の『満期返戻金』について説明します。返戻金とは、事故などが起きずに保険金が支払われないまま、契約が終わりになったり、満期になった場合に、契約者に戻ってくるお金のことです。満期返戻金は、契約が満期まで有効で、保険料の支払いをすべて終えている場合に、満期が来たときに保険会社から契約者へ支払われます。この満期返戻金は「満期払戻金」とも呼ばれます。 似た言葉に「解約返戻金」があります。これは、保険を解約したり、契約が無効になった場合に、契約者に戻ってくるお金のことです。「解約払戻金」や「解約返還金」とも呼ばれます。
満期返戻金とは
– 満期返戻金とは 満期返戻金とは、生命保険や個人年金保険などの保険契約において、契約期間中に死亡保険金や高度障害保険金などが支払われる事由が発生しなかった場合に、契約満了時に保険会社から契約者に対して支払われるお金のことを指します。 簡単に言うと、加入した保険が予定通り満了を迎えた際に受け取れるお金のことです。例えば、10年間の生命保険に加入し、10年間無事に保険料を払い続けた場合、満期時には契約時に定められた金額の満期返戻金を受け取ることができます。 満期返戻金は、払い込んだ保険料の一部または全部が積み立てられ、運用された結果として支払われます。そのため、加入する保険の種類や期間、運用状況によって金額は異なります。 満期返戻金がある保険は、貯蓄性のある保険とも呼ばれ、将来のための資金準備としても活用することができます。一方で、満期返戻金がない代わりに保険料が割安な保険もあります。どちらのタイプの保険が適しているかは、個々のライフプランや家計状況によって異なりますので、保険選びの際には慎重に検討することが重要です。
満期返戻金の仕組み
– 満期返戻金の仕組み 生命保険や個人年金保険などの貯蓄型の保険には、満期保険金や年金など、契約終了時に受け取れるお金が設定されていることがあります。 このような保険では、支払った保険料の一部が将来のために積み立てられ、その積み立てられたお金が運用されることで「満期返戻金」が発生します。 では、満期返戻金はどのようにして作られるのでしょうか? 保険会社は、私たちから集めた保険料の全てを、すぐに保険金の支払いに充てるわけではありません。将来の保険金支払いに備えるために、保険料の一部を「準備金」として積み立てます。 この準備金は、安全性を重視し、国債や社債など、リスクの低い資産で運用されます。そして、この運用によって得られた利益が、満期返戻金の主な原資となります。 つまり、満期返戻金とは、保険料の積み立てと運用によって生まれた利益の一部を、契約者に還元する仕組みと言えるでしょう。 ただし、満期返戻金の額は、契約した保険の種類や期間、加入時の年齢、そして運用状況によって異なります。 また、外貨建て保険など、一部の保険では満期返戻金が保証されない場合もありますので注意が必要です。
満期返戻金と解約返戻金の違い
– 満期返戻金と解約返戻金の違い 生命保険や個人年金保険などの貯蓄型の保険には、契約が終了したときに保険会社からお金が支払われる仕組みがあります。これを「返戻金」と呼びますが、返戻金には「満期返戻金」と「解約返戻金」の二つの種類が存在します。どちらも契約者に戻ってくるお金である点は共通していますが、いつ、どのような場合に受け取れるのか、また金額に違いはあるのかなど、それぞれ異なる特徴があります。 満期返戻金とは、契約で定められた期間が満了するまで保険料を支払い続け、契約が満了したタイミングで受け取れるお金のことを指します。例えば、10年満期の保険に加入した場合、10年間保険料を支払い続けると、満期日に満期返戻金を受け取ることができます。 一方、解約返戻金とは、契約期間中に契約者が自ら保険を解約した場合に、保険会社から支払われるお金のことです。例えば、病気や怪我などでまとまったお金が必要になった場合や、ライフプランの変化によって保険が不要になった場合などに、契約を解約して解約返戻金を受け取ることができます。 ただし、解約返戻金は、一般的に満期返戻金よりも少ない金額になることが多い点に注意が必要です。これは、保険会社が、契約期間中に解約された場合、予定していた運用期間が短縮され、運用益が減少するためです。また、保険会社によっては、契約初期に解約した場合には、支払った保険料よりも解約返戻金の金額が少ない「元本割れ」が発生する場合もあります。
満期返戻金の受け取り方
– 満期返戻金の受け取り方 生命保険や個人年金保険などの貯蓄型の保険に加入している場合、契約期間が満了すると、それまで積み立ててきたお金と運用益を合わせた満期保険金を受け取ることができます。これが「満期返戻金」です。 満期返戻金の受け取り方法は、保険会社によって、あるいは契約内容によって異なりますが、一般的には、満期日が近づくと保険会社から契約者に対して通知が送られます。 通知を受け取ったら、保険会社所定の手続きを行うことで満期返戻金を受け取ることができます。受け取り方法としては、指定した銀行口座への振込が一般的ですが、現金で受け取ることも可能です。 受け取った満期返戻金は、自由に使うことができます。老後の生活資金に充てたり、旅行や趣味などに使ったり、あるいは新たな投資に回したりと、自分のライフプランに合わせて自由に使うことができます。 満期返戻金の使い道に迷った場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみるのも良いでしょう。
まとめ
– まとめ 保険期間中に病気や事故など、保険金が支払われる事由が発生しなかった場合、契約満了時に保険会社から受け取れるお金のことを満期返戻金と言います。満期返戻金は、支払った保険料の一部が積み立てられ、保険会社によって運用されることで生み出されます。この運用によって、受け取る金額が元本を上回る可能性もありますし、反対に運用状況によっては元本を下回る可能性もあります。 満期返戻金の使い道は自由です。老後の生活資金に充てたり、旅行や趣味などに使ったり、あるいは新たな投資に回したりすることもできます。将来のライフプランや資金計画に合わせて、自由に有効活用することができます。 ただし、保険商品は種類によって保障内容や保険料、満期返戻金の有無などが大きく異なります。そのため、保険に加入する際には、自分のライフプランや経済状況、そしてどのような保障を必要としているのかをしっかりと検討することが重要です。パンフレットや説明資料だけでなく、約款なども確認し、内容を十分に理解した上で、自分に合った保険を選びましょう。